忍術からスパイ戦へ・藤田西湖・昭和18年・5000部/神道夢想流杖術図解・非売品・昭和28年・夢想権之助勝吉・藩外不出の御留武術/2冊

商品説明
忍術からスパイ戦へ・藤田西湖・昭和18年・5000部/神道夢想流杖術図解・非売品・昭和28年・夢想権之助勝吉・藩外不出の御留武術/2冊

藤田西湖の本2冊でまとめてみました。昭和18年 5000部 304P 部数は少なそうです。資料用にもいかがでしょうか。

忍術の由來は古い。忍術は我が歴代の武人が、智勇を傾倒して工夫した軍事探偵術である。
「今日のスペイ術といふは、我が古來の忍術と同じ意味のものであるが、軍敗るれば白旗を掲げて降參するを建て前とする西洋スパイ術は、単なる智術であつて、勇氣を件はないから、その効果は薄い。

智勇兼備であつてはじめて戦ひに勝つ事が出來る。同じ樣に軍事探偵術智のみでは最後の奏功を缺く。我が忍術は、死して忠義の鬼となり、極天皇基を護るの大勇猛心を根元として工夫されたものであるから、之を基礎として今日の精妙なるスパイ術を取入れる處に始めて軍事探偵術が完成するのである。操守のない智術は所論九似の 功を共に吹くの魔れがある。

温古知新、稽古?今は人世の通則である。余は、支那事變以來、幾度か特殊の軍事任務に携はり、我が忍術の今日に處して最大價値あるを認識したのである。幸にして宮甲賀流十四代の宗を承けて今日に及び、些か我が先輩の苦心の跡を窺ひ知るを得た。
此の精神の傳統或は斷?せん事を虞れ、その一端を書き遣して後人の研究に資せん事を思い立ち、本書を出版する次第である。但し之れ、廣汎に亘る忍術のほん
の一班であって、大成他日に期する次第である。乞ふ諒とせられよ。

神道夢想流杖術図解/藤田西湖/非売品/昭和28年/夢想権之助勝吉・藩外不出の御留武術・杖の持方・杖の構方・基本十二手・応用六手・試合形

昭和28年 和装本 非売品 150P。部数は少なそうです。資料用にもいかがでしょうか。

神道夢想流杖術は今からおよそ390年以前天真正伝神道流の祖以上飯條山城守家直より7代目夢想権之助勝吉によって創始されたものである

勝吉は神道流剣術の達人であったが江戸において当時の剣豪宮本武蔵と試合しその二天流十字の構にかかって押すことも引くこともできず遂に破れた

勝吉はこの二天流十字の構えを打ち破る工夫に専念し諸国を遍歴したが後筑前の国（今の福岡県筑紫郡）に至り霊宝宝満山に登り玉衣姫命を祀る龍門神社に祈願参籠すること37日満願の夜至誠神に通じたか 夢に一童子現れ丸木を持って水月を知れとの神託があった
勝吉この丸木と水月の神託を體して種々工夫の結果ついに3尺2寸の太刀を一尺長くして4尺2寸直径8分の樫の丸木を作りこれを武器とする杖術を編み出し

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