・1967年12月製 19800振動/時 ・黒文字盤　黒ストライプ時分針 (ともにオリジナル) ・アクリル風防 (純正品新品 325T02ANS 交換済) ・4006-7000 オールSSケース ・デイトクイックセット機構 ・リューズを除く 9-3時径 38mm、ラグ-ラグ 43mm、ラグ幅 18mm ・社外品 日本製(HOPE) SSベルト 最大腕回り 18cm ・時計精度 日差 1分以内 アラーム精度 5分以内 ・ロング音環に交換して調整、輪列注油、ケース清掃済 出品者がロング音環(*)に交換して調整したベストサウンドベルマチックですからベルマチック本来のベルアラーム音(**) を実感できます。4006-7000ケースの黒文字盤黒ストライプ針モデルは、出品者の調査では 1967年後半～68年の時期だけに販売されたようです。周知のとおり、4006ベルマチック27石の黒文字盤はほとんどが 7010/7012ケースです (17石モデル黒文字盤は多くのケースが存在します)。社外品ベルトですがエンドの弓カンはケースによく合っています。 ────────────────────────────────── (*) 1967年6月頃までのベルマチック27石モデルにのみ搭載されていたパーツ。音環は長いほうがアラーム音がよく響くのはアラーム懐中の時代から知られていることですが、巻芯との接触の恐れがあるためか、以降のベルマチックは短い音環に変更されました。1967年中の製品では明らかにロング音環の先端をカットして流用したものも見かけます。 (**) ベルマチックと比較してシチズンアラームのアラーム音の大きさを誇る例が見られますが、発売当時のパンフに「その音は静かで澄んだ響き。人と話している最中でも失礼にあたりません。」と書かれていたとおり、ベルマチックはビジネスシーンでのリマインダー的な用途を考慮したアラームでした。ハンマーが音環を叩く鳴鐘機構はリピーターやアラーム懐中由来の伝統的手法で、裏蓋のポスト(ピン)を叩くバルカンクリケットやア・シルド(AS)アラーム(そのリバースエンジニアリングコピーであるシチズンアラーム) の「ビィ～」「ジィ～」系アラーム音とは根本的に異なります。「ジィ～」系の音が強いベルマチックは音環位置の調整で改善できる余地があります。